ハネノサト
山岳地にある小さな集落。
かつてはその統治を巡り
国々の間で争いが繰り広げられたこともあるが
現在は、ハネオサの元、独立した営みを行っている。
様々な拝受国から使者・要人が訪れるが
この地においては争いを避けることが不文律となっている。
耕作に不向きな厳しい地であるため
里の民は貢物なしで生活していけない。
フタツハネ
ハネノサトに数十年に一人生まれる
吉兆供与の能力を持つ者。
ほとんど女性だが、男性もごくまれに発生する。
生まれつき能力を持つものもいれば
ハルのように、ある程度の年齢で能力が現れるものもいる。
吉兆供与
対象の人物や地域を災いから退け、幸運を与える事。
災いとは主に、天災や疫病を指す。
フタツハネは、対象を思い、知ることで吉兆を与えるが
実際の任務としては、書物を読んだり該当国の使者と面会をしたりと
祭祀手法にとらわれず、様々な方法を用いている。
拝受国
ハネノサトに貢物を供する国々のこと。
貢物と引き換えに吉兆を拝受する。
調整の場である拝受国会議には、十数国が名を連ね
吉兆供与に限らず、拝受国同士の外交の場としても機能している。